2011年2月9日水曜日

黄熱病

野口英世といえば
$♪あずきとがんも♪の柴日記
偉人の伝記でお話を読みましたね~
1歳の時にいろりに落ちて左手が開かなくなる大火傷を負いながらも、学問に励み医師となり、最後にはアフリカ、ガーナで黄熱病の研究にたずさわっている時に志し半ばで自らも黄熱病にかかり亡くなってしまう
...
今の千円札にも写真が載っていますよね.
$♪あずきとがんも♪の柴日記

黄熱病
蚊によって媒介されるウイルスが原因です
発熱、頭痛、嘔吐、虚脱感などで発症し、通常は数日もすれば自然治癒しますが、重症化することもあり、腎不全、黄疸、出血など、死に至ることもあります
一度発症すると特効薬はないのですが
ワクチンで感染を防ぐことはできます

ということで
黄熱病のワクチンを接種してきました

黄熱病のワクチンを接種しているクリニックをCDC疾病予防管理センターのウェブサイトで探して、電話で予約
私たちが行ったのは、旅行などで必要な予防接種を専門に扱っているクリニック

看護士から渡航先の国の情報の説明を受け
どの予防接種が必要かを決めました

ビサ取得に必要な黄熱病
破傷風
今日はこの2本!

自分が針を刺すのは好きだけど
針を刺されるのは嫌いです
皮下注射の黄熱病ワクチンは痛かったです...(T▽T;)

何よりも痛かったのは
黄熱病ワクチン一本140ドル~
破傷風ワクチン一本85ドル~
いたすぎるY(>_<、)Y...


2011年1月29日土曜日

当直

ひと月に3~4回ほど当直が回ってきます
忙しかったり(´・_・`)
結構コーヒーを飲みながら休憩できたり(^_^)
その日その日で違います

今日は。。。

交通事故で脳死状態になってしまった少女の麻酔をかけました
彼女は心臓、肝臓、腎臓、角膜を捧げました
普段は手術が終われば覚醒させるよう麻酔をかけます。最初から最後まで私たちはいます
臓器摘出のための麻酔は途中で私たちの仕事は終わります。まだ手術が続いているにも関わらず、私たちは部屋を出ます、後ろ髪を引かれる思いで…

何故この子にこんなことが起きてしまったんだろう…
残された人たちの心は張り裂けそうにちがいない…

臓器提供を決めた家族の勇気に敬意を示したい
少女の命が四人の子どもたちの命へと続いている

それぞれの移植手術がうまくいきますように

日本で改正臓器移植法が施行され半年が経ちました。これによって家族承諾のみでも臓器提供が可能になりました。今まで海外渡航しか方法がなかった小児の臓器移植に国内での道が開かれました。でも実際に提供があったのはゼロ
残される家族のサポートシステムがまだまだ確立されてないからでしょうか?移植提供という選択肢がまだまだ社会的に受け入れられていないのでしょうか?

2011年1月26日水曜日

色とりどりのCode

私の職場の緊急時に使われるコードは色で分かれています
Code Red     火災発生
Code Green     多数の重傷者がでた事故発生
Code Blue    医療緊急事態(ドラマのタイトルにもなってたね)
Code Pink     行方不明
Code Yellow    爆弾脅迫
Code White   大雪警報
Code Orange    除染処置

よく聞くのがRedとBlue.Whiteも今月の大雪の時には発動されました.
10年以上ココにいるけど、あとのはまだ聞いたことがありません.

よく使うのがCode Brown
おむつからうんちがはみ出てしまった時に使います

2011年1月24日月曜日

さよならチオペンタール

チオペンタール(日本での商品名はラボナール)
全身麻酔の導入時に使用する麻酔薬です

私が麻酔科医になりたてほやほやの時は
この薬が主流でした

今ではうちの手術室からはほとんど姿を消してしまいました
プロポフォールという薬に追い出されてしまいました
(プロポフォール、一躍マイケルジャクソンのお陰で有名になってしまいましたね)

この薬、まだ
死刑執行室で使われていました
アメリカではほとんどの死刑が3種混合の薬物投与で施行されます
チオペンタールはその一つ

チオペンタールをアメリカ国内で唯一製造していたホスピラが
製造を中止することを決定しました
すでに品不足のため、死刑執行が延期されたり、動物の安楽死に使う薬剤を使用したり...

ニュースはこちらをクリック

あともう数年すればチオペンタールを使ったことのない麻酔科医も出てくるんだ~
なんか~ 年齢を感じます~~~

2011年1月23日日曜日

小児麻酔科医のごあいさつ

はじめまして


この子供病院で働き始めて11年になろうとしています.
早いです
自分ではまだまだ新米のような気がしていますが、周りを見回したら、私の後に入ってきた人が半分以上。
すっかり中堅になっています.


自分が小児麻酔科医と豪語するぐらいですから
私が麻酔をかける患者さんたちは99.9%こどもです。
体重が1キロにも満たない超未熟新生児から私の2倍以上は軽く越えている大きなティーンエージャーまで
バラエティーに飛んでいます


だから、まだまだ飽きません


毎日へ~~~~!と思うことがまだまだあります。


日々勉強、日々精進です